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2008/12/31

明日の元旦はいつもより「1秒」長い1日です

095960.gif4年に一度「うるう年」というのがありますが、「うるう秒」というのがあるのです。
先日新聞でも報道されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、明日、つまり2009年の元旦は、いつもの日よりも「1秒」長くて「24時間と1秒」なのです。
これまで時刻というのは、一日に一回転する地球の自転を元にして決めれれてきましたが、実は地球の自転はかなり揺れ動くのです。そして少しずつ遅くなっているのです。

そこで、より正確な時刻を決める必要が出来て、50年前の1958年に、原子の振動時間を元にして、世界標準でより正確な時間が決められるようになりました。
すると、地球の自転を元にした時間と、少しずつのずれが出るようになってきたのです。実際1958年よりも現在の地球の自転の早さは、累積で33秒も遅くなっているそうです。
そこで、数年に一度、「うるう秒」という「1秒」を挿入して、時間を合わせているのです。
ちなみに、前回のうるう秒の調整は、2006年の元旦に行われました。
NICTの本部建物にある大型デジタル時計 NICTの大型デジタル時計
日本の標準時刻というのは、東京都小金井市にある「情報通信研究機構(NICT)」というところが決めているのですが、この建物の外壁には巨大なデジタル時計が設置されています。
この時計表示が日本で一番正確な表示なのですが、上記の「うるう秒」の1秒は、2009年1月1日の、午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入するそうです。
ですから、通常ですと8時59分59秒の次の表示は9時00分00秒となるはずが、この1秒の瞬間だけ「8時59分60秒」というとても珍しい表示になるそうです。
その瞬間の写真を撮りたいですが、元旦の朝から、小金井まで行く気にはなりません・・・