先日、三鷹の国立天文台に行ってきました。いくつかの施設は一般公開されています。
この国立天文台は、都内の麻布飯倉から三鷹に移転して今年で80年以上になるそうです。
そのため現在、いろいろな観測に使われた歴史的な研究機材や多くの論文や写真などの記録を整理復元したり、映像などをDVDなどにデジタル処理して保存するために「アーカイブ室」を作って、いろいろな機器などの収集、復元などの活動を始めています。
この「アーカイブ室」の活動は「アーカイブ室新聞」として、一部が公開されています。その作業をされている、研究者の方に案内していただいて、いろいろと見てきました。
この大砲のような望遠鏡は、「ゴーチェ子午環」と言って、天体の正確な位置を計測するために、つい最近まで使われたそうです。《天文台のゴーチェ子午環ページ》
天体の観測ですから、当然夜の仕事で、古い4球スーパーを聞きながら、防寒着を着て、仰向椅子に座って観測したのでしょう。
ちなみに、この人形が着ている防寒着は、案内をしてくれた研究者が当時着ていた防寒着だそうです。