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2009/10/10

電気力線を見る

電気力線久しぶりに実験科学ネタですが、電気力線というのは、プラスとマイナスの電極の間にはいたらいている力の線です。
下敷きを擦って静電気をためて、頭に近づけると、髪の毛が逆立ちますが、あの髪の毛の向きが電気力線の向きなのです。
磁石はN極とS極があって、それぞれの間を力の線が働いていて、磁力線といいますが、電気も同じようにプラスとマイナスの電極の間に同じように力が働いているのです。
その力の様子を見ようというのが、今回の実験です。
まずは、ビーカーに電極と、いろいろな材料を入れて通電してみました。
この右上の写真を見ると、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、電極の間に沿って、緑色の物体がならんでいるのがみえるでしょ?この並んでいる方向が電気力線の方向なのです。

実験の装置 電気力線
この実験は、上の写真の左のような状態で実験しています。
ビーカーの中に特殊な粉末を入れて、そこにプラスとマイナスの電極を入れて、通電しています。
最初の通電していない、最初の状態はこの写真です。この緑色の物質がヒミツなのですが、意外と簡単な材料でもできるようです。水の中で浮いたり沈んだりでもなく、適当に滞留するような比重のものが良いみたいです。
電気が通るようにした電解液(塩水)に、ヒミツの物質を入れて、ちょっと高い電圧で通電すると、電気の向きに沿って、ヒミツの物質が並びます。

それを、分かりやすく作ったのが次の写真です。容器中央にある二つの目玉のような●が電極です。

実験装置は、厚さが2センチほどのアクリルの容器に、プラスとマイナスの電極を設けて、その中にヒミツの物質と塩水を入れています。
左の写真は、ヒミツの物質が下に溜まってしまうので、空気の泡を送って攪拌します。
そして、次に物質が全体に散ったところで電極に通電します。するときれいな電気力線が見えました。
すばらしい・・
まずは、下からの泡で攪拌します そして電極に通電します