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2005/06/21

自然エネルギーの里?小鹿田に行って来ました


大分県日田市の皿山地区と呼ばれる山間の小さな集落に行って来ました。
ここは焼き物「小鹿田焼」(おんたやき)の産地として有名な地域です。ここでは街の中央を通る川の周囲に窯元があり、現在でもそれぞれの窯元が、唐臼(からうす)と呼ばれるシーソー型の水車を使って陶石を砕いて粘土を作っています。
このような唐臼が、それぞれの窯元の家に数基あります。
詳細は こちら=>> 

小鹿田焼は、今から250年以上前に始まったようで、最初は近隣の集落向けの生活雑器を作っていて、窯元は一子相伝で、数軒の窯元共同の登り窯で続いてきました。今でも10軒の窯元しかありません。
この唐臼の音は町中どこにいてもギッコンバッタン響いています。「日本の音風景100選」にも選ばれています。
陶石は地域の裏山で掘り、地元の唐臼で粉にして、地元で粘土をつくり、地元の共同登り窯で焼き、地元周辺で使う・・という小さな循環社会です。
それにしても、どこの窯元にもある、電動の粘土の練り機とか電動ロクロも無くて、いまどきこういう世界が残っていることに、ちょっとびっくりしました。

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