先日面白い装置の記事を見つけました。
重力で発電する装置です。発電とは言っても、大規模な発電ではなくて、ちょっとした照明や携帯ラジオや携帯電話の充電などに使えるような小電力の発電装置です。
写真の様な装置で、右上のリングを吊り下げて使います。そして中央にはLEDの照明が付いていて、プラスとマイナスの電気を取り出せるように端子がついています。
さて、その発電の仕組みは・・というと
昔の時計の仕組みと同じで、オモリを上のほうに巻き上げておいて、そのオモリが落下するエネルギーを利用して発電を行うのです。
ですから、オモリが下に到達したら、またもう一度巻き上げてやらなくてはなりません。ただ、オモリは砂でも岩でも水でも何でも良いわけですから、どこでも使えます。
この「どこでも、いつでも使える」ということがとても重要だと思います。
▲左の写真は、発電機にオモリの砂袋をかけているところ。右の写真はオモリが落下しはじめて発電している様子です。9Kgほどのオモリで、約30分ほど発電し続けるそうです。
ソーラーパネルはたしかに無尽蔵の太陽のエネルギーを利用していて、ほぼ世界中のどこでも使えますが、光の無い夜は使えません。でも、この発電機ならばいつでも使えます。
世界中には、まだまだ電気無しで生活している人が15億人ほどいるそうです。それはアフリカ?と思われるかもしれませんが、実はアジアに多いそうです。
そうしたところで、この発電機が普及できれば、夜の時間も有効に使えるし、ラジオによって外の世界の情報を知ることが出来るでしょう。
すばらしい発明だと思いました。