先日大宮の鉄道博物館で見た「双頭レール」について少し書きましたが、もう少し博物館を見ての印象を書きます。
実物の列車などを沢山展示されているので、とても大きな施設です。展示ゾーンは大きく、歴史的ないろいろな車両が展示されている「ヒストリーゾーン」と、鉄道のいろいろな原理や仕組みなどの情報を集めた「ラーニングゾーン」で構成されています。
「ヒストリーゾーン」には、実物の車両が数多く展示されているので、その圧倒的な迫力はさすがです。SLはもちろん、アプト式の車両、新幹線、いろいろな特急車両など、とても見ごたえがありました。ただ、ここでの車両展示は、展示室がなんとなく暗いので、細部がよく見えない事もあってか、どうも存在感がイマイチな印象でした。
しかし、「ラーニングゾーン」は、昔の交通博物館の展示物を再利用した物も多いようで、解説も少なくて何を言いたいのかがよく分からな物が多かったです。
いくつか興味ある原理を説明する装置があって、私は機械好きなので、分かりますが、一般の人や子供には何を説明している装置なのか分かりにくく、ただ回しているだけみたいで、もう少し具体的な解説があったほうがよいように思いました。
まあ、鉄道科学館では無いから、あまり原理に深入りしなくてもよいのかもしれませんが、昔の交通博物館は、もう少し原理的な展示が多かったように思えます。
先日、九州の門司にある「九州鉄道記念館」という「博物館」に行ったのですが、ここは門司駅の操車場の横にあり、展示車両は、上屋はありますが屋外に展示されていて、存在感があって、とてもよかったです。
また、いろいろなレールや切符などの展示もあり、鉄道車両だけではなく、鉄道運行に関する周辺の情報もいろいろと展示されていたので楽しめました。